積極性を引き出すユースカジノ easyプランで「確かな学力」を!
(2016年3月31日掲載 福井県ユースカジノ easyプラン導入事例)
“普段使い”のICTは
日々のユースカジノ easyプランに何をもたらしたか?
子どもたちはどう変わったのか?
-
業種 地方自治体 人口 8,493人⚹1 概要 福井県南西部に位置するユースカジノ easyプランは、2006年に福井県大飯町と名田庄村が合併して誕生。面積212km2の町域の約90%を山林が占めるとともに、若狭湾国定公園に面し、美しいリアス式の眺望が得られるなど、豊かな自然に恵まれている。
「思いやりを大切にし、さわやかな町にしよう/みんなで力を出し合い、豊かな町にしよう/自然や文化を愛し、魅力ある町にしよう」という町民指標のもと、明るく住みやすい町づくりを進めている。- ⚹1 2016年3月1日現在
概要
「健やかな心と生きる力にみなぎる人を育むまち」。その実現に取り組むおおい町さまでは、小中学校6校にタブレット端末や電子黒板などを導入し、教育ICT環境の一新を図りました。先生方が工夫しながら日々活用することで、ICT機器は“普段使い”のツールとして定着。その結果、子どもたちの興味関心や思考力・表現力の高まりにつながっただけでなく、先生方の新たな視点による授業づくりや授業進行の効率化についても実現しています。また、庁内施設で運用していたユースカジノ easyプランバーをクラウド化することによって、ユースカジノ easyプランバーの運用管理負担が軽減され、セキュリティー・BCP対策の強化も図られました。
背景
「確かな学力」のためのICT導入を
「生きる力」。これは現在、ユースカジノ easyプラン現場におけるキーワードの1つです。変化の激しいこれからの社会を生きるために必要な力として、現行の学習指導要領では、知・徳・体のバランスの取れた「生きる力」の育成が重視されています。
-
この「生きる力」という言葉を、まちづくりにおけるユースカジノ easyプランの指針に取り入れているのが、福井県おおい町さま。2008年に策定した『第1次おおい町総合計画』に「健やかな心と生きる力にみなぎる人を育むまち」の実現を掲げ、町全体で取り組んでいます。
中でも、おおい町さまが力を入れているのが、生きる力の基礎となる「確かな学力」を身に付けるためのICT環境の充実です。ICT社会の急速な進展に伴い、ユースカジノ easyプランの現場ではICTをいかに有効活用するかが重要な課題となっています。学びに対する子どもの興味をICTで促進するとともに、学力の向上につなげていくことが求められているのです。
おおい町さまでは以前から教育現場へのICT導入に取り組んできました。1つには、町立の小学校4校、中学校2校を結ぶネットワークの整備。総合町民センターと各学校にユースカジノ easyプランバーを置き、学校ホームページの公開や学校間の情報共有、インターネットやメールの利用などを行ってきました。また学校現場においては、パソコン教室を設けて授業支援ソフトなどを導入してきました。
-
しかし、町の公共施設や学校にユースカジノ easyプランバーを設置しておくことはセキュリティー面の不安がある上、トラブル発生時の駆け付けに時間がかかり、迅速な復旧が難しいといった課題がありました。また、パソコン教室だけではICT活用の機会が限られるため、普通教室でも日常的に使えるICT環境への要望も挙がっていました。
そうした中で迎えたのが、2009年度に導入したユースカジノ easyプラン用ICT機器の更改。これを機に、おおい町さまでは、町内小中学校6校のICT環境全体を見直す検討を開始しました。めざすのは、「教員がよりよい授業を行うことで、子どもたちの意欲を喚起し、『確かな学力』につなげるためのICT」でした。
ユースカジノの提案
豊富な経験・ノウハウを踏まえた提案を実施
ユースカジノは、これまでもおおい町さまの教育ICT環境の構築や運用・保守に携わってきました。また、西日本各地の小中学校をはじめとする教育機関での導入実績、NTTグループとして参画した実証実験など、教育ICTに関する豊富な経験・ノウハウを有しています。
それらの知見を踏まえながら、従来の課題を解決し、おおい町さまのめざす教育の実現に資する次期ICT環境として、ユースカジノは次のような提案を行いました。
提案1
クラウド化による負担軽減とセキュリティー・BCP対策強化
クラウド化による負担軽減とセキュリティー・BCP対策強化
-
総合町民センターや各学校に設置された12台のサーバーでこれまで運用していた各種システム(学校ホームページ、メール、セキュリティー等)を、ユースカジノのデータセンターを使いクラウドサービスとして提供。これにより、おおい町さまにとっては、セキュリティー対策・BCP対策の強化だけでなく、サーバーの維持・運用コストの大幅削減や運用負荷の軽減が可能に。
提案2
新たな学びを実現する校内ICT環境整備とサポート体制
新たな学びを実現する校内ICT環境整備とサポート体制
児童・生徒一人一人の能力や特性に応じた学び、児童・生徒同士が教え合い学び合う協働的な学びの場を提供するため、タブレット端末や電子黒板、無線LANなどのICT環境をトータルに整備。
また、ICT導入が教員の負担にならないよう日々のユースカジノ easyプランで使う基本操作への習熟に重点を置いた研修の実施と、トラブル時に迅速に駆け付けられる保守体制を提案。
導入効果と今後の展望
子どもたちの積極的なユースカジノ easyプラン参加や興味関心の向上を実現
おおい町さまでは、求める条件を満たしつつコスト面でも満足できるものとして、ユースカジノの提案を採用。2014年度後半からシステムの構築準備や一部機器の導入等が行われ、2015年1月~3月の試行運用期間を経て、2015年度から本格利用が開始されました。
-
事前の研修や他県での先行事例の視察など、導入に向けた入念な準備を行った上で、本番のユースカジノ easyプランに臨んだ先生方。電子黒板にデジタル教科書を映しながら行うユースカジノ easyプランでは、タッチペンでカラフルな線が引けたり、動画や音声が視聴できたりといったさまざまな仕掛けに、子どもたちは目を輝かせていました。また、タブレットパソコンに初めて触れる子どもたちが、すぐに操作に慣れ自分なりに工夫しながら使いこなす様子は、先生方にとってうれしい驚きでした。
日常の授業にユースカジノ easyプランてICTの活用を重ねる中で、子どもたちには以前とは違う変化が表れています。
例えば、子どもたちの積極性。電子黒板にペンで答えを色づける作業では、間違えても簡単に消すことができるため、躊躇(ちゅうちょ)せず自分の思った答えを書くことができます。また、引っ込み思案の子どもの回答を電子黒板に映し出し、前で発表するよう誘導すると、恥ずかしがりながらも、うれしそうに出てきて発表できるようになりました。
-
他者の意見を取り入れて考えを深める習慣が身に付くことも、ICTの効果です。各班がタブレットに入力した意見を電子黒板に集約して表示することで、他の班の意見を見ながら自分の考えを再検討する子どもも出てきます。さらに、多様な考え方を知ることで子ども同士のコミュニケーションも自然と誘発されます。
もちろん、先生方にとってもICT導入には大きなメリットがあります。デジタル教材とICT機器の活用により、授業準備にかかる時間の短縮が可能となりました。時間の余裕が生まれれば、それだけ長く子どもたちと向き合えることになり、ユースカジノ easyプランの質の向上にもつながるのです。
一方、クラウド化されたユースカジノ easyプランバー環境も順調に運用されています。セキュリティーやBCP対策が強化されただけでなく、現場においても、これまではICTに詳しい一部の先生方に負担がかかっていたユースカジノ easyプランバー運用管理の対応が不要となり、本来業務に注力できるようになりました。
導入から約1年を経て、自然に使える“普段使い”のツールとして日々の授業に溶け込んでいるおおい町さまの教育ICT環境。今後はさらに、1人1台のタブレット配備や、家庭と連携した持ち帰り学習など、多くの目標が待ち受けています。ICTの活用を「確かな学力」に、そして「生きる力」につなげたいというおおい町さまの熱い思いがある限り、その取り組みを支えるユースカジノの挑戦は、これからも続いていきます。
お客さまの声
-
ユースカジノ easyプランが取り組む「生きる力の育成」に
ICTの活用が役立つと信じています現在、小中学校の全学年のほとんどの教科でICTを活用しています。先生方が日々工夫しながらICTを活用したユースカジノ easyプランをしているおかげで、子どもたちも集中して取り組んでいるし、ユースカジノ easyプランの効率化も図れています。効率化で生まれた時間は、ユースカジノ easyプランの中で子どもたちが話し合ったり自分の考えをまとめる作業に充てることもできます。
またユースカジノ easyプランバーのクラウド化によって、セキュリティーやBCP対策が強化されるとともに、管理運用の負担も軽減されました。教育委員会にも学校にもICTの専門家はいません。そうした担当者が本業のかたわらで管理するより、信頼できる専門家に任せる方が安心です。
さらに、各校の校長・教頭や教職員が参加する「おおい町学校教育研究会」の中にICT活用委員会を設け、ICTの活用方法やセキュリティーポリシーなどについて議論しています。テレビ会議システムによる学校間の交流授業など、今後やりたいことは多々あります。ユースカジノにも助言をいただきながら、子どもたちの「生きる力」を育む教育の実現をめざしていきたいと考えています。
-
“普段使い”のICTが定着し
「参加型」ユースカジノ easyプランも進めやすくなりました電子黒板やタブレットは、自然に使えるツールとして毎日のユースカジノ easyプランに溶け込んでいます。紙に印刷して掲示や配布をするより早く準備できますし、ユースカジノ easyプランも効率的に進められます。集中するのが難しい子もユースカジノ easyプランに入りやすく、低学年の子どもたちでも自発的に使いこなしています。例えば、生き物の観察文を書くユースカジノ easyプランでは、ザリガニやテントウムシなどを観察しながらタブレットでも撮影し、教室内で子ども一人一人が興味関心を持った部分で動画を拡大したり一時停止したりしながら観察します。「ザリガニは後ろの小さいハサミで石をどけながら餌を食べる」といった細部の発見ができるのは、ICTならではです。
他にも、私が一方的に話を進めるのではなく、子どもたちが意見を出し合いながら答えを練っていく「参加型」のユースカジノ easyプランも進めやすくなりました。これからも使い方の工夫をしながら、ICT活用の幅を広げていきたいと思います。
-
クラウド化で校内ユースカジノ easyプランバーの管理が不要になりました
プロにサポートしてもらえるのは本当に安心ですICTというツールは、その特性をうまく引き出せば、教員にも子どもにも多くのプラスの効果が得られます。特に視覚的イメージを伝える単元では極めて有効ですし、電子黒板に書いたことを子どもたちのタブレットに送って見せるといったことも簡単にできるのがいいですね。また、間違ってもすぐに消せるタブレットなら何でも気楽に書けるので、引っ込み思案の子もユースカジノ easyプランに参加しやすくなります。
「せっかくネットワークでつながっているのだから、隣のクラスとつないで何か面白いユースカジノ easyプランができないか」と新たな活用方法も日々考えています。
また、以前は校内にあったユースカジノ easyプランバーの管理も担当しており、トラブル対応に時間を取られていましたが、クラウド化でそれがなくなり、とても助かっています。情報セキュリティーの面も含め、プロにサポートしてもらえるのは本当に安心ですね。
ユースカジノ担当者の声
-
ユースカジノ easyプランに対する熱い思いに応えるべく
本当に使えるICT環境の提供に努めましたおおい町さまは教育に対して積極的に取り組まれています。今回のICT環境整備についても、「将来のまちづくりに子どもたちの教育は欠かせない」というおおい町さまの思いに応えるため、教育委員会や校長先生、現場の先生方へのヒヤリングを重ね、ユースカジノとしてできる限りの提案を行いました。クラウドという新たなサービスへの安心感を訴求するとともに、マルチベンダーの強みを生かし、機器やソフトなど良いものを組み合わせることで、おおい町さま独自のモデルを提供できたと思っています。
特に意識したのは、シンプルに使っていただける環境です。先生方の仕事は子どもと向き合うことですから、機器の操作などで余計な負担をお掛けしないよう、本当に必要な内容に絞って運用指導や研修にも注力しました。
現在では、小学校低学年から中学校まで、私たちが考えていた以上に活用していただけているようで、とてもうれしく思います。これからも、使い勝手などに関するフィードバックをいただいて改善を図りつつ、より効果的なICT活用や教職員の皆さまの稼動縮減のためのサポートを行っていきます。ユースカジノ easyプランが取り組む「健やかな心と生きる力にみなぎる人を育むまち」の実現に向け、引き続きお手伝いできればと願っています。