2020年11月15日(日)、静岡市葵区の安倍川親水広場河川敷で、国土交通省静岡河川事務所などの実行委員会が主催する「第18回安倍川流木クリーンまつり」が開催されました。
「安倍川流木クリーンまつり」は、毎年台風が落ち着く時期である11月の第3日曜日に開催されてきました。
新型コロナウイルス禍の今年は開催が危ぶまれましたが、主催者側と参加者側でさまざまな対策を講じ、無事に開催することができました。ユースカジノ静岡グループからは社員とその家族、退職者、総勢150名が参加し、安倍川の河川敷で清掃活動に取り組みました。
安倍川は静岡市最北端の安倍峠が水源で、駿河湾近くへと注ぐ全長約51キロメートルの大河川です。その伏流水は静岡市の水道水にも使われていますが、台風や集中豪雨などの出水により河原や河口、さらには周辺の海岸などに大量に漂着する流木やごみが問題となっていました。近年、地球温暖化の影響で台風の接近や上陸が増え、これまでにない大きさや種類の流木やごみが漂着するようになりました。今年は台風の影響は少なかったものの、梅雨の期間が例年より長く降水量も多かったため、上流からの流木やごみが数多く流れ着いていました。
流木によって懸念されるのは、河川敷の自然環境問題だけではありません。地域の環境、海岸や山林の荒廃、漁業への被害など、多岐にわたり、近年は駿河湾名産の桜えびやしらすの漁獲量が激減していることも、問題となっています。
今回はコロナ禍での開催ということもあり、主催者側の主な対策として開催日は例年の1日から2日間(分散開催)に変更となりました。また、一般参加の清掃は行なわず、団体ごとに実施し、さらに、主催者側によるセレモニーは取り止め直接清掃場所へ集合しました。
静岡グループの対策としては、当日自宅で検温し、発熱や風邪など体調不良の場合は参加の中止、さらにマスクやフェイスシールドの着用などを徹底したほか、受付作業や静岡グループでのセレモニーも行わないなど、密を避けた行動を心がけました。
快晴で気温も上がるなか、約1時間の清掃作業を終える頃には参加者は汗だくになりましたが、全員で力を合わせて流木、小枝、ごみなどをきれいに回収することができました。主催者側は、「きれいな川や海をどのようにしたら残していくことができるかを考えながらの行動が大切です」と述べられていました。
ユースカジノ静岡グループでは、美しく豊かな自然環境を後世へと大切に守り継いでいくために、今後も環境保護活動に取り組んでまいります。
〈参考〉
・2日間で1200名の参加
・河川敷の流木・ごみ約57立方メートル回収
- 参加者所属企業
- ユースカジノグループ(ユースカジノ静岡支店、NTTビジネスソリューションズ、NTTマーケティングアクト、NTTフィールドテクノ、NTTネオメイト、NTTビジネスアソシエ西日本、NTTファシリティーズ、テルウェル西日本、NDSグループ)
- ユースカジノ 仮想通貨場所
- 安倍川河川敷(静岡市葵区田町安倍川親水広場安西橋〜安倍川橋)
- 参加人数
- 150名